■7/31(日):三日目 後編
ドラゴンドラから降りてみると、下界は下界で盛り上がっているねえ。
やー、天気が安定しているから、みんなの顔もどこかゆったりしてるわ。
昨日までは雨のせいで余裕無かったもんね。やっぱFUJIはこうでなきゃ。
にこにこぷらぷらと歩いて、オレンジコートの上原ひろみへ。
ロックフェスと銘打ちながらも、かつては山下洋輔も出演したことのあるFUJI。
日本で野外JAZZフェスというと、川口湖で行われるMount Fuji Jazz Festivalが
有名ですが、どっこいFUJIROCKだってロケーションじゃ負けてませんよ。
上原ひろみ、もう20歳になったのでしょうか?いずれにせよ若いコト。
オーソドックスなピアノトリオ編成でしたが、内容はフェス仕様かな。
普段JAZZなんて聴かないであろう観客もとても盛り上がっておりました。
僕もまたその一人。街のJAZZ BARとはまた違うこのユルい雰囲気。最高。
あまりに楽しくて、思わずカクテル4杯も飲んでしまいましたYEAH!
そしてソレが凶と出ましたOh!思えばスデに7、8杯は飲んでいるのに、
全然トイレに行っていなかった。おかげであの、アレが。尿意がね。
しかしトイレは長蛇の列。草むらで男の子である利点を生かそうにも、
まだちょっと日が高い…。仕方なく少しでも空いているトイレを探して
移動するも、どこも大して変わらない。結局グリーンの最奥まで行って
何とか用を足したのですが、おかげで楽しみだったDovesは観られず。
もれ聴こえてくるThe Beach Boysで我慢するしかありませんでした。残念。
Beach Boysの後、オアシスで食事を済ませ、Mobyをちょこっと観る。
海外では1000万枚売ってるグラミー賞ミュージシャンの彼ですが、
どうも日本ではイマイチ人気ありませんね。何というか、微妙な存在。
何でだろう?って友人に聴いたら、「ヒョロいから」って答えが。あ、納得。
たしかにヒョロい。そして本来クラブ畑の人間のハズなのにバンド形態で、
しかもひたすらギター(その上バッキング)に徹するのは如何なものか?
うーん、正直あまりMobyには詳しくないのでいつもこんなカンジなのかも
知れませんけれども、どちらにせよピンとこなかったなあ。
とりあえず移動しようというコトで連れとぷらついていると…
来たよ来ちゃったよ、ついにこの日も雨が。レッドマーキーへ避難。
やむ様子もないので、そのままThe Coralを観るコトにしたのですが、
いやあコレがなかなか良かった。Dovesの失態をちょっと取り戻したかも。
1stを聴いたときはシブい十代としか思わなかったのですが、意外にも踊れる。
実際は雨宿りも含め満員だったので、踊れる状態ではなかったのですが、
スペースさえあれば、確実に腰がキュッキュッってなるコト請け合いですわ。
単にシブいだけじゃあ、昨今のバンドムーブメントは生き抜けませんものね。
かつてDovesで感じたのと同じ拾い物感がありました。フェスの醍醐味ですね。
さてグリーンはMobyが終了。残すはNew OrderとPrimal Screemのみとなり、
いよいよ宴も佳境に。いつの間にか雨もやんでおり、New Order開始までの
タイムラグを使ってSouliveを観に行く。彼らは個人的なこの日の目玉。
オルガンの音がカッコ良すぎる!コレが、コレこそがグルーヴというヤツだ!
ゲストで参加していたふとっちょさんのラッパもファンキーで、Sou"live"の名に
相応しい、素晴らしい演奏でした。さっきのCoralでの無念を晴らす意味でも、
ガンガン踊りまくり。腰砕けるほど。ひざが笑い転げるほど。くはー楽しいー。
もう他の何も考えられなくなるほど踊った結果、気づいたときはスデに遅し。
あわててグリーンに戻るも、New Orderはもうほとんど終わりかけておりました。
“Blue Monday”には間に合ったとは言え…くそ、俺のバカ。Souliveのバカ。
いや、違うぞ。悪いのはこの時間割を作ったSMASHだ。SMASHのアホ―――!
しかし、New Orderに未だコレほどの人気があるとは思いませんでした。
観客もいっぱいいたし、いたるところからフッキーコールが聴こえてきたし。
50歳を過ぎても、20歳そこそこの女の子にフッキーと呼ばれるピーター・フック。
30過ぎても小学生に君付けで呼ばれるSMAPのリーダー。…比べちゃいかんな。
何にせよ、キラーズやカイザー・チーフスを例に挙げるまでも無く、
ニューウェイヴ・リヴァイヴァル、New Orderリスペクトな状況の中で、
オリジネイターの凄みを感じさせてくれた彼ら。サスガの一言ですね。
そして…、いよいよ今年の正月も終わりを迎えるときがやってきました。
お迎えに上がっておりますのはボビー・ギレスピー率いるPrimal Screem。
ベリー・スペシャル・ゲストとして彼らが発表されたときは、どちらかというと
落胆の声が大きかったように思えるのですが、それはStone Roses再結成という
夢があったから。Primal Screemだって十分なバンドですよ。軽く見飽きたけど。
でも、やはり実際ライブを観てみると、コレは本当にカッコいいバンドだなあと。
“ROCKS”はドラゴンドラてっぺんのDJのおかげでこの日スデに聴いていたので、
後は“Swastika Eyes”さえ聴ければ。「シッガッ!」ってトコが聴ければ。
しかし…連れがどうにも具合が悪そう。うずくまること山の如し。
帰ろうかと声をかけると、「こんなにボビーの声に興味もてないなんて初めて」
と体調を恨んでおりました。まあ三日も山の中で雨に打たれりゃ仕方ないわな。
帰り際聴こえてきた新曲の思いがけない疾走具合に後ろ髪を引かれつつも宿へ。
ビールで互いの検討を称えあい、ついにFUJIROCK'05最後の夜が更けたのでした。
さようならFUJIROCK'05、ありがとうFUJIROCK'05、早く来いFUJIROCK'06!
この日のMVP:Soulive
![]() | Steady Groovin' Soulive Blue Note 2005-03-29 by G-Tools |
この日の敢闘賞:The Coral
![]() | Invisible Invasion CORAL 2005-08-30 by G-Tools |
この日の大御所:New Order
![]() | Waiting for the Sirens' Call New Order Warner Bros. 2005-04-26 by G-Tools |
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