不肖まるめてポイ。も参加させていただいているJapanMusicBlog。
主催者JMさんのjm's myTasteでJMB連携TB企画第38弾が発表されました。
そのお題は「Just Spring!」というコトで。
「春」という季節にピッタリの音楽をチョイスしなさい、というコトですね。
春って意外と複雑な季節だと思います。むむ、コレは結構難しいかも。
で、どれにしようと考えていたところ、bounceの記事で、
向井秀徳(NumberGirl.ZAZEN BOYS)のお花見ディスクが紹介されていました。
それによると、オススメは3枚。
エマーソン、レイク&パーマーの"Tarkus"に、
トム・トム・クラブの"Tom Tom Club"、
んで締めがアンティバラス"Who Is This America?"と、
まあ何ともバラバラな(笑)セレクトを披露してくれてます。
記事を読む限り、花見というより酒を飲んでドンちゃん騒ぎする方に
力が入っているようで、まさに酒飲みの面目躍如と言ったトコですな。
しかしTomTomClubは盲点だったなあ…
Since I Left You AVALANCHES 2004-07-13 by G-Tools |
そんなワケで、僕の春セレクトはまずコレ。AVALANCHESの1stですね。
このアルバム、とにかく「楽しい」です。楽しい。
コレはAVALANCHES自体にも言えることですが。
Lemon Jellyなんか聴いたことがあればスグピンと来ると思います。
このアルバムには、極上にPopで、とことんキラッキラな音が
いーっぱい詰め込まれてますので、
花見なんかにはもってこいなんじゃないでしょうかね。
コレ聴けば、イイスタートダッシュが切れそうな気がします。
High Havoc Corduroy Castle 2001-04-30 by G-Tools |
春っぽい音か?と問われるとアレなんですが、
スタートダッシュならこのCorduroy "High Havoc"でしょ。
AcidJazzムーブメントの一翼を担った傑作。
ジャケで分かるとおり、このチープな雰囲気がたまりません。
そして、これもまたジャケで分かるとおり、
「よっしゃ、いっちょ何かデカいコトやらかしてやろうぜ!」っていう
童心に帰るようなワクワク感あふれる音が何よりの魅力。
テンションをイイ按配に持ち上げてくれますね。
Worldwide, Vol. 3 Gilles Peterson Talkin Loud 2003-06-16 by G-Tools |
Gilles Petersonの人気mixアルバム3作目。
世の中にはイイ耳を持った人というのがいるもので、
非常にリラックスした、軽やかな選曲をしてくれてますね。
窓辺でソファにでも座って、紅茶を飲みながら春の町並みを眺める。
そんなハイエンドな休日を過ごす人にオススメです。
残念ながら僕はそういうシチュエーションにありついたことはありませんが…
CLOUDY CLOUD CA 嶺川貴子 ポリスター 1997-12-10 by G-Tools |
ジャケが全てを物語る嶺川貴子さんの名作Popアルバム。
せっかく暖かい日差しが降り注いでいるのだから、
普段とは違う道を通って、お散歩という名の小冒険へ。
そんな小粋な気分にさせてくれるキュートな一枚です。
そして本人はそれ以上にキュート。一緒にお散歩したいー。
Yesterday was Dramatic - Today is OK Mum Tugboat 2002-07-29 by G-Tools |
なんたってアルバムタイトルが春にふさわしいじゃないですか。
そう、春ってのは「出会いと別れの季節」なんて言われるように、
決して明るいことばかりじゃなく、辛いこと、悲しいことも多い。
「Yesterday was Dramatic - Today is OK」…
なんて優しい言葉なんだろうと思います。
音もとにかく繊細で優しいエレクトロニカ。包み込まれるよう。
LOWやPostal Servisより、あえてコチラを推したいですね。
The Virgin Suicides: Original Motion Picture Score Air Astralwerks 2000-02-29 by G-Tools |
生活の転機になることもあってか、春はウツになる人が最も多い季節。
周りも頑張ってる、自分も頑張らなきゃ…なんて妙に力が入っちゃう。
映画は難しいところですが、このサントラは疲れたときに聴きたい。
本来テクノの人たちながら、生音を生かすことにしたアイディアが素晴らしい。
全くもって一方的な感情なんですが、自分を理解してくれているような、
まるで自分のために演奏してくれているような安心感を与えてくれる一枚です。
The Best of Gilbert O'Sullivan [Rhino] Gilbert O'Sullivan Rhino 1991-11-19 by G-Tools |
実は「春」ってテーマで最初に思いついたのが、Gilbert O'Sullivanの
"Alone Again (Naturally)"。昨年はドラマにも使われていましたね。
春が来るたび多かれ少なかれ別れがあり、それは恋人も例外ではない。
イロイロ思い出しますね。Naturallyってワケにはなかなかいきませんが(笑
J.E.E.P. Stereophonics V2 2001-05-15 by G-Tools |
で、最後はコレ。
このアルバムに収録されている"Have a Nice Day"こそ、
春にふさわしい珠玉の一曲でしょう。
軽快なハンズクラップと美しいメロディ、コーラス。
疾走感がウリだったStereophonicsにとっても、
一つの契機となった曲ではないでしょうか。
さわやかな春の良き日を過ごすために、お出かけ前に聴きたいですね。
さて、ココまで書いてきて、いい加減ウズウズしてきましたよ。
今日はせっかく気持ちよーく晴れてますし、
ココに挙げた曲を全部iPodに詰め込んで、お出かけしたいと思います。
…まあ、行き先は会社ですがね。
クソ、Nirvana聴いて、怒りをためこんで行こう。