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難聴以前に軟調なわがiPod

米ルイジアナ州の男性が1月31日(米国時間)、米アップルコンピュータ社の携帯音楽プレーヤー『iPod』(アイポッド)は難聴を引き起こすおそれがあるとして、訴えを起こした。(HOT WIRED JAPAN)


デジタルオーディオプレーヤーの、というかiPodの人気が爆発してからというもの、ちょこちょこと見かけるようになったこの「難聴」問題。ついに訴訟に至ってしまいましたね。まあ、かの国というのは「自分がデブになったのは、マクドナルドがちゃんと教えてくれなかったからだ」ってな訴訟が平然と起こるトコなので、予想はついてましたが。

この訴えに、司法がどんな判断を下すのかは今のトコロ分かりませんが、この人自身が難聴であるという事実があって、かつソレがiPodのせいであるという証明ができるというならともかく、法的に勝利するのはちょい難しいでしょうな。勝利=賠償金と規定すれば、ですが。まあAppleが「難聴の原因になりうる」と箱に明記するというトコロがせいいっぱいじゃないでしょうかね。ただ、これをキッカケにデジタルオーディオプレーヤー業界全体に訴訟が広がる可能性はあるかもしれません。

今年の頭にはThe Whoのピート・タウンゼントが「イヤホンで音楽を聴くときには音量を下げろ」と警告を発してちょっとした話題になりました。だってWhoっつったら爆音轟音の元祖ですからねえ。大音量で音楽を聴くという快感を世に与えた人物と言ってもイイような存在が、ある意味、自分の音楽は危険であるとコメントしたようなものですから。とはいえ、言ってるのは至極もっともですな。

僕らファミコン世代の人間は、このiPod難聴問題と似たような経験をしていますね。誰もが散々言われたと思います。「ゲームは1日1時間」。ゲームは視力低下の原因になるから、2メートル以上離れた位置で、なおかつ1日1時間以上やっちゃいけません、と親に説教された経験、あるんじゃないですかね?当時のソフトにも、そういう文言が明記されていたものがあったような気がします。全てだったのか、それとも一部のメーカーだけだったのかは分かりませんが。iPod難聴問題もそういうコトですよね。

しっかし、実際iPodが原因で難聴になる人よりも、ゲームやパソコンが原因で目が悪くなった人の方が大量にいる気がするんですが、コレが訴訟に発展したってな話は聞いたコトがありません。今手元にあるゲームにしても、別に分かりやすく「視力低下の原因になりますよ」なんて書いてないんですが。そういえば、昔あの高橋名人がよくテレビで「ゲームは1日1時間」のフレーズを口にしてましたが、ひょっとしてそのおかげでしょうか。上にも書きましたけど、ファミコン世代はみんな知ってますからねこの言葉。よく考えたら名人が言ってたからみんな知ってるんだ、というコトかもしれません。なんて偉大なんだ高橋名人。

そういうワケで、ええ…タイトルでムリヤリ難聴と軟調をかけてみたんですが、またぶっ壊れたんですよね我がiPod。押せど引けど、キュリィィーンカリカリカリという音を立てるばかりで、聴こうにも聴けません。これぞ究極の難聴対策、って、イヤそれじゃあ困るワケですよAppleさんよう。難聴も何も、動かないんじゃあなりようがないじゃないですか。新品で買って半年で壊れて、新品に交換してもらってキャッホホーイと浮かれてたらまた半年でコレとは。勘弁してつかあさいホントに。はじめて買った第二世代はまだ元気に動いてるのに、二台目の第四世代はコレですか。何もしてないっすよ僕は。朝問題なく動いてたものが夜イキナリ壊れてるってどういうコトよ?アレですか、SONYならぬAppleタイマーでも仕掛けてあるんですか?と、こんなトコロで吠えてても何にもなりゃしないので、時間見っけてまたAppleストアのジーニアスに助けてもらおっと。保証まだ利くかなあ…

2006-02-04 22:46 | 音楽林檎印 | Comment(1) | Trackback(0)
「音楽とIT」その3:2006年

もう年が明けて大分経ってしまいましたが、改めて皆様あけましておめでとうございます。今年もまるめてポイ。を宜しくお願い致します。それにしても、まあ…お正月も終わってしまいましたね…。僕は生意気にも温泉なんぞに行っていた関係もあり、今日はまだお休みをいただいてるんですが、世間はもう普通に動き出してるワケで、僕も明日からはまた日常を生きる企業戦士として、ビジネスという戦場へ赴かなければなりません。はぁ、億劫だわぁ。

などと、新年早々ため息ついてても幸せが逃げていくだけですので、ココは気持ちを入れ替えて。昨年末にITmediaの企画「『音楽とIT』で2005年を振り返る」を紹介しながら、2005年を振り返ってみたのですが、そこで僕は「次回は2006年の『ITと音楽』を考えてみたい」などど書いてしまったのですね。恐れ多いコトですよ。しかしながら、書いてしまったからには考えるしかありません。ホントは昨年中に書くつもりだったのをココまで引っ張ってしまったし、頑張ってみたいと思います。

その1でも書いたのですが、2005年というのはコンテンツとしての「音楽」が非常に注目された年でした。その一年を振り返ってみると、「Apple vs SONY」の構図がしっくりくるカンジ。そして2006年、まあ今年ですが、どうなんでしょうかね?難しい。とりとめなく書くと余計ワケが分からなくなるので、とりあえず「ハード」「ソフト」に分けて考えてみましょう。

まずはハードについて。大手メーカーの激しい争いの結果、デジタルオーディオプレーヤーに対する認知度が飛躍的に高まりつつあると思います。コレまではどちらかというとマニアックな印象を持たれていて、例えば大手電気店でも、オーディオコーナーにあるのはMDやCDプレーヤーばかりで、デジタルプレーヤーはPC売り場の付属品コーナーに、なんてコトが珍しくありませんでした。が、今やデジタルプレーヤーはちゃんとひとつのコーナーが作られてるのが当たり前。それもデジカメあたちと一緒に、1Fの一番目立つ場所にですよ。その上iPodは独立したコーナーがあったりも。とにかく、デジタルプレーヤーはもはや成熟した、とはもちろん言いませんが、少なくとも普通の電化製品にはなったと言えると思います。

そんなオーディオプレーヤーですが、今年は多様化が進むんじゃないでしょうか。ボディの耐衝撃性にこだわったシャープの「MP-S200」や、メイクパレットをイメージしたデザイン性の高さがウリの東芝の「gigabeat P」、多種多様なシャッフル機能を搭載したSONYのウォークマン「Aシリーズ」、プレーヤー単体でも楽曲が管理可能な長瀬産業「HMP-100」などが代表でしょうか。また、こんなんとかこんなんとかこんなんみたいなコアな製品も続々と登場してくるのではないでしょうか。ただ、iPodの王座はしばらく動きそうにありませんが。

多様化という意味では、携帯やPDA、ゲーム機、TOYOTAの自動車や以前紹介した便器にまで、実に幅広い分野にデジタルプレーヤーとしての機能が搭載され始めており、その流れは今年も続くでしょう。特に携帯はiPodキラーとして最も注目すべき存在でしょう。昨年モトローラからiTunes携帯が発表され話題となりましたが、これはかなり機能が制限された製品で、イマイチぱっとしませんでした。が、その裏には携帯を最大のライバルと考えているAppleの思惑が当然あるでしょう。先日発表されたモトローラの音楽携帯2号はiTunes非搭載で、自前の有料音楽配信サービス「iRadio」に対応する製品となります。この売れ行き如何によっては、デジタルプレーヤーの勢力図に携帯が加わってくるコトになります。注目ですね。

次にソフトですが、iTunesのようなライブラリ管理ソフトってワケじゃなく、音楽配信サービスまでを含めて考えたいと思います。昨年ついにiTMSが開始されたコトで、音楽配信サービスもまた一般的になりつつあります。コレまではSONYを中心としたレコード会社によるレーベルゲート(mora)、Yahoo!やExciteといったネットポータル組が対抗馬でしたが、オリコンやMTVといった音楽サービス事業者も続々と音楽配信に参入し始めており、今年は音楽配信の戦国時代が到来しそうです。

そんな中、注目を集めそうなのがナップスタージャパン。タワーレコードと米ナップスターが提携し、予定では今年の4月に開始されます。ナップスターは、月々定額の会費を支払うことで、無制限に音楽をダウンロードできるサブスクリプション方式により、海外で着実に利用者数を伸ばしてきているサービス。iTMSに続く「第二の黒船」になる可能性は十分ですね。また、海外組ではリアルネットワークスの「ラプソディ」も今後の動きに注目すべきサービス。こちらもサブスクリプション方式です。

そして、「ITと音楽」というテーマだとイマイチ他社の影に隠れがちですが、個人的に一番気になっているのがMicrosoftの動向です。理由はというと、PC用楽曲再生ソフトのシェアはMicrosoftのWindows Media Playerが45%を抑えているというデータがあるからなんですね。ちなみにiTunesが17%で続き、その他は大きく離されています。楽曲再生ソフトと書いてありますが、WMPはiTunes同様のライブラリ管理ソフトであり、CDからMP3やWMAといったデジタル音源への変換、そしてコレが一番重要なんですが、ハードへの転送も当然可能なワケです。大半のプレーヤーには自前の管理ソフトなんてありませんので、大半の個人PCに最初から搭載されているWMPを使用するコトになります。つまり大手以外のプレーヤーにおけるライブラリ管理ソフトの定番であり、規格品になりうるというコト。Microsoftは自前でもMSNミュージックという音楽配信サービスを持っていますが、長年争っていたリアルネットワークスと和解、提携に至ったように、圧倒的な存在感とインフラを生かし、他社との連合でApple潰しにかかってくると…なんて線もあるのではないんじゃないでしょうか。

もうひとつ、僕が注目しているのがオープンソースの音楽管理ソフト「Songbird」。iTMSとしか連動しないiTunesとは違い、様々な音楽配信サイトと連動する楽曲再生ソフトウェアを目指しているようです。が、前途はなかなか厳しそう。同じコトをやろうとするならば、今のところMicrosoftの方が有利な位置にいそうです。

はぁ…長いっスねコレ。そしてコレだけ書いてみても、まとまったんだかまとまってないんだか。書きたかったコト、書くべきコトもイマイチ足りてないような気がしますが、コレ以上ダラダラ書いてもしかたないのでやめましょう。結局何が言いたかったかというと、今年はデジタル音楽の多様化が進み、Apple王国もうかうかしていられない、ってコトです。iTMS→iTunes→iPodという組み合わせが強固であるが故に、いずれか一つが崩されてしまうと、その影響が全体に波及してしまう、と。つまり消費者がハードとソフトを様々に組み合わせられるような、選択肢が広がれば広がるほど、Appleにとっては困るコトになるワケです。当然消費者にとっては喜ばしいコトですが。また、コンテンツとしても音楽→動画へのシフトが進むでしょうから、音楽だけなく総合的な機能、サービスが求められるようになってくると思います。そうなるとココでもiPodがどうなるか。ひょっとしたら音楽プレーヤーという肩書きを外す日が来るのかもしれません。

先はともかく、しばらくはApple王国が揺らぐコトもないでしょうが、去年一年を見てもアレだけイロイロありましたし、来年の今頃あたりはどうなってるやら。まあ少なくともまるめてポイ。で「ITと音楽:2007年の展望」をやってるコトはまず無いでしょう。だって疲れたもの、もの凄く…

2006-01-04 19:33 | 音楽林檎印 | Comment(0) | Trackback(2)
「音楽とIT」その2:2005年下期

下半期の一番の話題はなんといっても、“黒船”iTunes Music Storeの開始だろう。iPodの新機種も矢継ぎ早にリリースされ、市場全体がアップルのリードで推移した感すらある。しかし、国内メーカーも独自色を打ち出して存在感をアピールした。(ITmedia)


昨日、今日あたりは仕事納めってコトで、道行く人の顔もどこかスッキリしてるカンジがしますね。僕も昨日が仕事納め。しかしながらそのワリに結構忙しい一日で、その上新しい仕事を唐突に押し付けられたりしたため、非常にこう…来期に向けてのモチベーション急降下なワケですけれども。まあそんなんはイイとして、年末実家に帰省するため、少しずつ部屋を整理していたのですが、冷蔵庫の中に大量のジャガイモとタマネギを発見。クリスマスに肉じゃがを作ったときの残りですわ。捨てるのもしのびないし、残っていた肉や飲みかけのワインもつぎ込んで、カレーにして食っちまうコトにしました。なので、ホントは今日帰省する予定でしたが、コレを全て食べ尽くすまで延期です。父ちゃん母ちゃんごめんよ。男にはやらねばならぬときがある。

前回に引き続き、ITmediaの企画「『音楽とIT』で2005年を振り返る」に乗っかって、2005年下期を見てみたいと思います。以下、引用しながらまとめてみました。

■7月――ポッドキャストの普及、iTMS開始の足音が聞こえる
簡易に音声データをネットに公開できる「音声版ブログ」ことポッドキャストがiTunesで正式サポートされ話題に。また、Appleが「アイチューンズ株式会社」を設立したコトで、いよいよiTMS開始へのカウントダウンが始まる。
■8月――“黒船”iTunes Music Storeがスタート、老舗ブランドの終焉
海外での華々しい成功のニュースと「○月開始か?」というウワサをよそに、延々と開始が引き伸ばされていた日本版iTMSがついにスタート。価格、楽曲数、制限事項のすべてで他を圧倒する内容に驚きと歓喜の声が。そしてMP3プレーヤーの代名詞的メーカーだったRioが販売終了というニュースも。
■9月――決戦は9・8。「復活のウォークマン」と「大胆なほどに薄いiPod」
上期に復活の兆しを見せたウォークマンに新タイプ「Aシリーズ」が登場。バラエティに富んだシャッフル機能や日本語検索機能、専用ライブラリソフトなど、SONYらしい高性能商品として注目…されるハズが、同一日に発表、発売された「鉛筆よりも薄い」iPod nanoの前に、話題性で完全に食われる結果に。
■10月――映像の世界に足を踏み入れたiPod
王者Appleの更なる攻勢。前月のiPod nanoに続いて、HDDタイプのiPodが長らく要望のあった動画再生に対応してリニューアル。同時にiTMSでミュージックビデオを中心に動画配信を開始する。この時点でまだAシリーズの発売に至っていないSONYはやきもき。
■11月――新ウォークマン、スタートダッシュに失敗?
Aシリーズがついに発売。大々的なCM、カウントダウンイベントなどで巻き返しを図るが、立て続けに発売されたiPodシリーズの前に苦戦。また、SONYのコピーコントロールCDに悪用可能なソフト(マルウェア)が含まれているというニュースが海外で大盛り上がり。SONYにとっては辛い時期となる。
■12月――iPod人気が続くが、他社からは独自アプローチの製品も多数
年末商戦の中、やはりiPodが圧倒的な人気を誇り、販売ランキングでは上位を独占。SONYや松下は激しい2番手争いを繰り広げる。また、その他のメーカーからも新機軸を打ち出した製品が多く登場し、打倒SONY、松下、そして打倒Appleのチャンスを虎視眈々と窺う。

というコトで、前回からちょっと間があいてしまったんですが、下期を振り返ってみました。下期の話題はやはりApple怒涛の攻勢でしょうね。8月にiTMS、9月にiPod nano、そして10月に第五世代iPodと、立て続けに話題を振りまき、「王者」の存在感をコレでもかと見せ付けてくれました。上期に復活への足がかりをつかんだように見えたSONYは、Appleが次々に新製品を市場に投入するなか、Aシリーズの発表から発売まで2ヶ月という時間を置いてしまったことがアダになりましたね。この2ヶ月の間に世間の話題が再びiPod一色に塗りつぶされてしまい、販売開始後も苦戦を強いられています。

Appleのうまさというのは、以前からそうなんですが、新製品を発表すると同時に販売を開始するという手法ですね。普通はSONYのように発表してから販売開始までしばらく間があくんですが、Appleはそれを同時にするコトで、スタートの瞬間から話題、注目を沸騰させ、最大限に盛り上げてしまう。実にうまいやり方だと思いますね。

ハードもそうなんですが、ソフトでもAppleの強さが際立ちました。iTMSに関して、僕は以前楽曲数制限事項価格の3つに不安がありますよ、と考察したのですが、結果的にはその全てで不安を払拭するどころか期待をはるかに上回る内容となっており、正直驚かざるを得ませんでした。また、10月からは第五世代iPodに合わせて動画配信にも乗り出すなど、業界の複雑な思惑をよそに快進撃を続けております。そんな中、相変わらずSONYは楽曲提供に至っていませんがどうなんでしょうか?コンテンツによるユーザの囲い込みという意図があるのかどうかは分かりませんが、あんまり引っ張りすぎていても、いざ参入ってときに、イメージ的にはAppleの前に屈服させられたってなコトになってしまいかねない気がするんですが。まあ、SONYの提案する「コネクト」という世界観の中でも、やはりコンテンツが大きなカギを握っていますので、保有する音楽や映像をそっちに使いたいのはヤマヤマなんでしょうが。

こうして1年を振り返ると、結局Apple vs SONYという構図でくくるのが一番しっくりきそうです。が、来年もこの構図が続くかどうかは不透明。現在のApple好調は、iTunesという非常に優れたライブラリ管理ソフトとiPodというコレまた非常に優れたデバイス、そしてiTMSというサービスを組み合わせるコトで、ワンストップで音楽を消費者まで提供する形が完成しているコトが要因ですよね。そう、完成しているんです、今の段階では。別の言い方をすると「完結」しているとも言えるでしょう。iTMS→iTunes→iPodという流れは一貫していて、このドレひとつとして他では代替できないワケです。コレをどう考えるか。Appleにとっては、他サービス、他製品との競争の中で大きな強みであるコトは間違いありませんが、消費者の立場から考えれば、選択肢が狭められるという意味で、一概にイイとも言えない状況だと思いますね。

と、そう考えてみるとApple vs SONYという構図から外れたところに2006年の趨勢が見えてくるかもしれません。というコトで、次回は2006年の「ITと音楽」を考えてみたいなあ、と思います。

B000ALF5GSApple iTunes Music プリペイドカード 2,500円 [MA163J/A]
アップルコンピュータ 2005-08-04

by G-Tools

B0007YT8XEApple iPod nano 2GB ホワイト [MA004J/A]
アップルコンピュータ 2005-09-08

by G-Tools

B000BHLSU8SONY ウォークマンAシリーズ 20GB バイオレット[NW-A3000/V]
ソニー 2005-11-19

by G-Tools

2005-12-29 12:10 | 音楽林檎印 | Comment(2) | Trackback(0)
「音楽とIT」その1:2005年上期

2005年は、音楽配信サービスの本格化やデジタルオーディオプレーヤーの本格普及など、音楽とITの関係が深まった1年だった。どんな出来事があったのか、時系列で2005年を振り返ってみよう。(ITmedia)


いやあ、思えば今年もあと5日を切ったワケですね。毎年のコトながら、この時期はいろいろ考えさせられます。あんなコトがあった、こんなコトがあった、いや大したコトなかった、しょうもなかった、ロクでもなかった、でもどうしようもなかった、何も…無かった…ハッ、いかんいかん、こんなんじゃいかんざき!明けない夜は無い、何も無かった今年だからこそ、来年にイイコトがたくさん待っているのさ!なんて、そんな時期ですね。そうでもないですかね。うん、そうでもないぞ、頑張れ俺。

まあ、とにかく今年も残りわずかというコトで、いろんなトコロで2005年という一年を振り返る企画をやってるんですが、今年ほど「音楽」というものが世間的な注目を浴びた年はそうないという気がします。もちろん純粋な楽曲だとかミュージシャンという意味ではなく、情報化時代の要となる「コンテンツ」としての音楽です。コンテンツを「握る」存在、「提供する」存在、「消費する」存在、この3者が絡み合って、非常に面白い展開を見せた一年でした。

冒頭の記事、ITmediaで『「音楽とIT」で2005年を振り返る』という企画を前後編に分けてやってます。時系列に沿って、この1年のITと音楽の動きを追ってるんですが、今見るとなかなか面白い。細かいところは置いておくとして、以下、簡単に紹介してみましょう。

■1月――低価格プレーヤーの先駆け「iPod Shuffle」が登場
iPodシリーズ初のフラッシュメモリ採用プレーヤー、しかも他メーカー製の同容量プレーヤーと比べても圧倒的な安さを実現したiPod Shuffleが登場。ただし、液晶が無いコトとシャッフルを基本とする使い方には賛否分かれた。
■2月――ヤフーが音楽配信サービスを開始
日本のインターネットにおいて圧倒的な存在感を誇るYahoo!が音楽配信サービスを開始。話題性は抜群だったものの、Moraを運営するレーベルゲートと提携しているコトで、実質的にはMoraへの「ポータル」(=玄関)でしかなかった印象。
■3月――ウォークマンの逆襲
SONYからウォークマンスティックが発売され、その洗練されたデザインと、iPod Shuffleを凌駕する性能で大ブレイク。オーディオ界の巨人SONYがついにAppleに対し反抗の足がかりを得たとして注目された。
■4月――「iPodから金を取れ」権利団体が主張
音楽関連団体がいわゆる「私的録音録画補償金」の対象としてデジタルオーディオ機器を加えるべきと主張し、論議を招いた(結局来年に持ち越し)。「私的録音録画補償金」とは、テープやCD、MDなどに課されている、消費者の私的な音楽複製による潜在的な著作権侵害に対する補償金のコト。
■5月――ウォークマン好調、安価なポータブルプレーヤーが人気に
ウォークマンスティックが好調な売れ行きを持続。iPod Shuffleとせめぎ合いながら、フラッシュメモリタイプのプレーヤーの普及を牽引した。逆にハードディスクタイプのiPodや東芝gigabeatはやや苦戦。
■6月――多様化が進むポータブルプレーヤー、iTMSの登場がウワサされる
ボーナス時期を迎え、ますます多種多様なポータブルプレーヤーが登場。老舗AV機器メーカーや他業種からの新規参入組などが活発な動きを見せる。また「8月上旬にiTunesMusicStore(iTMS)が開始される」との報道があり、いよいよか、と期待を持たせた。


ええ、うーん、長い!長いよ一年。ホントは1年分まとめようと考えていたのですが、ちと長くなりすぎてしまいそうなので、ITmedia同様、半年ごとに分けたいと思います。つーコトで2005年上期、どうですか?ココまででだと、やはりiPod Shuffleとウォークマンスティックでしょうねえ。

まずiPod Shuffle。年明け早々のMacWorldで発表されるやいなや、大きな話題となりましたね。まずそのシンプルな概観とサイズ。そして他メーカーの同容量製品と比べて圧倒的と言える安さ。iPod miniが欲しいけど微妙に高いし…ってな人にとってはマサに「お手ごろなiPod」だったのではないでしょうか。しかし、上述した通りその価格を提供するため、液晶を失ってしまったという点で評価が分かれもしました。今流れている曲が分からないワケですからねえ。Appleはソレを逆手にとり、常にランダムな音源を再生するという「シャッフル」を、新たな音楽の聴き方として提示したワケですが、そうなるとまた「お、コレいい曲だな」と思っても、PCを見ないと曲名もミュージシャン名も分からないというジレンマが。

そんな中、どうしてもネットワークMDというインフラから離れられずにいたSONYが、満を持して、というかケツに火がついて発表したのがウォークマンスティック。再生可能時間はiPod Shuffleの4倍以上の50時間を誇り、その後のウォークマンの代名詞ともなる有機ELディスプレイを搭載。SONYらしく「品質」にこだわり、iPod Shuffleより1万高い価格設定でありながら大ブレイク。売れ筋ランキングの上位を軒並み制覇し、ITmediaでは挙げられていませんが、HDタイプも好調に売り上げを伸ばし、iPodによる寡占化の兆しが見えていたデジタルオーディオが、戦国時代に突入したコトを予感させるに十分でした。

上期を振り返って分かるのは、プレーヤーにしても音楽配信にしても、この時点ではまだまだ混沌とした状況にあったというコトですよ。特にプレーヤーに関しては、一時的ではあれ、SONYがAppleを王座から引きずりおろしましたしねえ。チャンスは十分にあったワケです。もしっていう仮定が許されるなら、この時点でiTunesに対抗しうるソフトウェアを提示できていれば、日本に限ればSONYがAppleを逆転するコトも可能だったと思うのですが…ココらはコンテンツを「握る」立場でもあるSONYの難しさがあったのだと思います。が、いずれにしても千載一遇のチャンスを逃す結果になってしまったカンジですねえ。

ええ、そんなこんなで、次回は2005年下期を振り返ってみたいと思います。混沌としてきた「ITと音楽」にAppleがそのスゴみを見せ付ける、そして2006年に向け、新たな混沌が芽生えようとしている…そんなふうにうまくまとまるとイイんですけどね。

B0007DGQIUApple iPod shuffle 1GB M9725J/A
アップルコンピュータ 2005-01-22

by G-Tools

B000BHLSRGSONY ウォークマンAシリーズ 1GB バイオレット[NW-A607/V]
ソニー 2005-11-19

by G-Tools

2005-12-27 22:51 | 音楽林檎印 | Comment(0) | Trackback(2)
世界で最も不幸なiPod

カナダのトロント出身の学生、イェゴー・シンプソンさん(19歳)は、『スマッシュマイiPod・コム』(『iPod』(アイポッド)をぶっ壊す)というウェブサイトを運営している。(HOTWIRED JAPAN)


イェゴーさん、19歳というコトで、思春期も終わりに近づいているワケなんですが、
何とも衝動丸出しというか、若さゆえというか、ツッパるコトが男のホニャララというか。

HOTWIRED JAPANの記事によれば、「何かを叩き壊したい衝動を満足させる」ため、
この若人が標的に選んだのが他でもないiPod。寄付金を募ってお金を集め、
地元のアップルストアで購入したてのiPodをぶっ壊すという、マサに100%思いつき
プランをWebで表明したところ、予想外の反響があったんだそうで。そりゃそうだろな。
そしてプランは実行に移され、近々その模様を収めた動画を公開する予定。
件のSmashMyiPod.comを見てみれば、そこには無残に叩き壊されたiPodの写真が…

サイト開設以来、様々な意見が寄せられたそうですが、結構支持もあったようで。
まあ確かに気持ち良さそうではありますよねえ。ステージでギター叩き壊すのと
似た感覚かもしれません。iPodという、ある意味今最もスノッブなグッズを、
彼らの本拠地でためらいもなく叩き壊すぶっ壊す。贅沢でもありますし、
アウトロー的な快感も得られそう。ふむ…コレ、意外と悪くないかも…?

悪いに決まっとるがな!後味超悪いよ!壊すなら俺にくれよ。大事にするからさあ。
この時期に新品で購入したってコトは動画対応の第5世代なんだろうし。
イイよなあ~アメリカさんはよう。消費社会を満喫していらっしゃるわ。
そしてかわいそうなiPod。こうなったら祟ってやれ。毎晩枕元に現れて、
大音量でJETやU2やGollirazを流しまくってやれ。そんくらい許されると思うぞ。

今回の成功に勢いを得たシンプソンさんは、新たに『スマッシュマイXbox・コム』『スマッシュマイPS3・コム』『スマッシュマイレボリューション・コム』というサイトを立ち上げた。米マイクロソフト社の『Xbox 360』、ソニーの『プレイステーション3』(PS3)、任天堂の『レボリューション』という次世代家庭用ゲーム機を標的に、現時点でそれぞれ70ドル、17ドル、75ドルの寄付金を集めている。


…勝手にしやがれ(唇を指でなぞりながら)。

B000A40NH6Apple iPod 30GB ホワイト [MA002J/A]
アップルコンピュータ 2005-10-20

by G-Tools

2005-10-25 23:16 | 音楽林檎印 | Comment(2) | Trackback(1)
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